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オススメのダイナミックEQ

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DTMのミックス時に特定の状況やノートで発生するレゾナンスなどをイコライザーで処理する場合、そのタイミングでEQが効くようにオートメーションを書かなければなりません。ダイナミックEQはターゲットを絞って問題が発生した瞬間だけにEQを適用することができます。

似たようなプラグインにマルチバンドコンプレッサーがありますが、マルチバンドコンプレッサーは周波数帯を選択するのに対し、ダイナミックイコライザーはノッチフィルターなどで非常に狭い周波数帯域を指定したり、シェルビングフィルターを使ったり具体的な問題に柔軟に対応することができます。

オススメのダイナミックEQプラグイン

McDSP - AE400 Active EQ

McDSP AE400の画面

McDSP AE400

AE400 Active EQ はダイナミックEQですが、名前はアクティブEQとつけられています。
微調整したい時などは効果を確かめる画面が見づらいです。バンドごとにピークが確認できます。Native と HD の違いは、Avid HDX システムのDSPで実行できるかどうかなので、ほとんどのユーザーは Native 版でいいと思います。

  • 4バンドパラメトリックイコライザー
  • 4つのバンドのイコライザーはすべてベルカーブでシェルビングにできません
  • バンドごとにスレッショルド、レシオ、アタック、リリースのアクティブEQのパラメーターが設定可能
  • INV ボタンでカット / ブーストを切り替え可能
  • 外部サイドチェイン機能
AE400 Active EQ
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McDSP - AE600 Active EQ

McDSP AE600の画面

McDSP AE600

AE600 Active EQ は、AE400 Active EQ と比べて視認性が良くなっています。各バンドにピークメーターと設定しているスレッショルドが表示されるようになり、操作性もアップしています。Native と HD の違いは、Avid HDX システムのDSPで実行できるかどうかなので、ほとんどのユーザーは Native 版でいいと思います。

  • 6バンドパラメトリックイコライザー
  • 固定EQとダイナミックEQが独立し、個別にパラメータを制御可能
  • EQモードに Parametric、Proportioinal Q、5x Q、Baxandall shelving、Vintage / X-style shelving、HP / LP が追加
  • AE400に比べて Threshold とゲインリダクションの視認性が良くなっています
AE600 Active EQ
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FabFilter - Pro-Q 3

FabFilter Pro-Q 3 dynamic equalizer

FabFilter Pro-Q 3 dynamic equalizer

Pro Q3 は、人気の高いPro Q2にダイナミックEQの機能が追加されていて、見た目も操作性も抜群の多機能なイコライザーです。ダイナミックEQの部分は細かい設定はできません。

  • Pro- Q 3 から Pro-Q 2 にはなかったダイナミックEQモードが追加されました。
  • attack、release、 knee は自動調整され、パラメーターをいじることはできません。
  • Threshold はオートかマニュアルを選べます。
  • Threshold をマニュアルにするとExternal side chain を選べます。
Pro-Q 3
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Waves - F6 Floating-Band Dynamic (RTA)

waves-f6-rta-01

F6-RTA は、F6 の精度と使いやすさを向上させるために、使いやすく機能が豊富なリアルタイム アナライザー (RTA) が追加されたバージョンです。

  • M/S バンドモード
  • Compression と expansion
  • Split/Wide サイドチェーンモード
  • パラレルプロセッシング
F6 Floating-Band Dynamic EQ
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iZotope - Ozone Dynamic EQ

iZotope Ozone9 Dynamic EQ

iZotope Ozone9 Dynamic EQ

iZotopeの Ozone に付いているDynamic EQ です。これも直感的に操作できます。
Dynamic EQ単体では購入できません。プラグイン単体で使うには Advancedエディションが必要です。

  • analog と digital の2種類のモードが選べます。
  • フィルタータイプに Peak Bell、Propotional Q、Band Shelf、Baxandall Bass/Treble があります。
  • Attack、Releas のパラメーターが調整可能です。
  • Auto Scale でアタックとリリースを自動設定にできます。
  • サイドチェイン機能はありません。
ozone
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ダイナミックEQとは

ダイナミックEQとは従来のEQにコンプレッサーやエキスパンダーなどのダイナミクスの要素をコントロールできるように組み合わたものです。EQのゲインの部分にダイナミクス要素を追加して入力信号の強さによってゲイン量が決まるようになります。大きな音が鳴った時だけカットするコンプレッサーのようにも、大きな音鳴った時にさらに大きくするエキスパンダーのような使い方もできます。ボーカルやアコースティック楽器などで特定の音や、突発的に発生するレゾナンスなどに効果を発揮します。

パッシブ or アクティブ

従来のEQには各バンドに固定のゲインが付いています。しかし、ダイナミックEQでは入力信号の強さによってゲインが変化して動きます。これがパッシブかアクティブ、受動的か能動的といわれる所以です。常にEQ処理をしたくない場面に力を発揮します。

まとめ

ミックス時に操作性など直感的に操作しやすいのは Ozone Dynamic EQ や Pro-Q 3 ですが, 細かい調整ができるのは AE600です。AE600よりもAE400のが価格は安いです。ダイナミックイコライザーは少し特殊なイコライザーなので使い所も難しいと思いますが、初心者の方でもミックス用にひとつ持っておいてはいかがでしょうか。イコライザーでもコンプレッサーでも解決できない問題に直面するかもしれません。以上、おすすめのダイナミックEQでした。