Audio Damage から、Replicant 3 がリリースされています。Replicant はドラムループなどのオーディオファイルにスライスやスタッターエフェクトを追加できるプラグインです。バージョン3にアップデートされ、ドラム以外のサスティーンサウンドでも使用できるように機能が追加されています。
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Replicant 3 Upgrade From Replicant 2
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Replicant 3
Replicant は、ドラムループや、リズミックなオーディオをスライシング、ダイシング、ルーピングするためのディレイベースのエフェクトプラグインです。単純なディレイ、パンニングエフェクトから、スタッター、オートフィルター、スイープ、予測不能なエフェクトのランダム化であらゆるものを作成します。
Replicant 3 では以下の機能が追加されています。
- 新しいユーザーインターフェイス
- 以前は、小節が16分割固定でしたが、3〜16に分割できるようになり、幅広いリズムに対応できます。
- エンベロープを追加して、ドラムやリズム以外のパッドなどのサスティーンサウンドでも機能するようになりました。
- リングモジュレーターの追加
- サンプルレートの削減機能
- フィルターの改善
何ができるエフェクトかというと、ドラムループなどのオーディオファイルの一部の音にエフェクトを適用します。スタッターやスライスで連打させたり、ディレイ、ビットクラッシャー、リングモジュレーター、パンナー、エンベロープ、フィルターエフェクトをかけることができます。
下の画像は簡単なキックのループフレーズを読み込んでいます。波形は1小節分表示されています。
黄色で囲んだ部分がシーケンサー部分です。DivisionsのSIZEを16にしているので、1小節が16分割されています。任意の場所を選ぶとトリガーされます。Selectedは選択されている場所がトリガーされる確率です。Replicant の面白いところは、オンオフのコントロールが0〜100%の確率です。
緑で囲んだ部分は繰り返すオーディオの長さと回数をコントロールできます。こちらもランダムにできます。Modeで符点や三連符にすることも可能ですし、リバース機能も付いています。
下の設定だと、3拍目のキックが100%の確率で1/16三連符が6発追加されます。エフェクト効果の部分は色が変わるようになっています。
もうひとつ、マニュアルモードもあり、任意のSiseのボタンを押している間だけエフェクトがかかります。
3C〜C4にSizeが割当てられているので、MIDIトラックをルーティングしてやれば、色々なオーディオファイルの好きな場所にエフェクトをかけることができます。
エフェクトは、SLICE FXにSTUTTER、DELAY、REDUKT、RINGMODがあります。こちらは上のEFFETORでオンオフできますが、こちらも0%〜100%の確率になります。
EVENT FXは、PANNER、ENVELOPE、FILTERがあり、トリガーされたスライスに常に適用されます。
ということで、Replicant 3 を使ってみましたが、単調なサンプルファイルなどをより複雑で効果的なサウンドに変えることが可能です。バージョン3では、さまざまな素材で使用できるように機能も追加されて使いやすくなっています。ランダム機能もあり、新たな発見を得ることも可能なので、是非使ってみてはいかがでしょうか。
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