Cableguys FilterShaper XLのレビュー

Cableguys から FilterShaper XL がリリースされています。FilterShaper XL は、高品質な２つのフィルターに複雑なモジュレーションをかけることができるフィルタープラグインです。

FilterShaper XL

FilterShaper XL は、2 つの多彩なフィルター、無限のモジュレーションの可能性、そして本物のアナログサウンドを備えた、サウンドデザインとミキシングのための究極のフィルタープラグインです。Clean と Warm の 20 種類のフィルタータイプにより、広範囲にわたる周波数シェイピングが可能になる一方、LFO とエンベロープフォロワーの膨大な武器がフィルターセットアップにダイナミックな応答性の動きを吹き込みます。さらに、内部サチュレーションとレゾナンス補正により、これらのフィルターを限界まで、さらにはそれ以上に拡張できます。

Cableguys の Shaperbox のフィルターとは、別のプラグインになっていて、こちらは高度なデュアルフィルターと複雑なモジュレーションに重点を置いた、より高度なフィルターになっています。

フィルターは２つ搭載されていて、直列と並列を選択できます。どちらも LP、HP、BP、NOTCH、PEAKフィルターが選択でき、それぞれClean と Warm が用意されています。Warm を選ぶと、CUTOFFの下の レゾナンスドライブの歪を追加できます。

画面下半分が モジュレーションになっています。タブ形式になっていて、それぞれのフィルターの CUTOFF、RESONANCE、PAN、VOLUME に個別にモジュレーションが用意されています。PAN と VOLUME は、中央のマスターセクションからモジュレーションをかけるか、Parallelを選択して、それぞれのフィルターの PAN と VOLUME をモジュレーションすることもできます。

それぞれのコントロールに２つのLFO(画面下部左側)とエンベロープフォロワー(画面下部右側)が搭載されています。中央が LFO の波形で、プリセットから選択することもできますし、自由に描くこともできます。エンベロープフォロワーは外部サイドチェイン機能も付いています。２つの LFO とエンベロープフォロワーを組み合わせると、かなり複雑な動きを作ることができます。

さらに、LFO の AMOUNT と SPEED を 追加の LFO でモジュレーションできます。コントロール左側の歯車アイコンから設定できます。SPEED は、テンポ同期ではなく、Hertz / ms を選択するとモジュレーション可能です。

ということで、フィルターのサウンドの品質も良いのですが、モジュレーションのほうに重点を置いたフィルタープラグインになっています。簡単なものから複雑なものまでクリエイティブにサウンドデザインできるユニークなフィルターです。操作も直感的で使いやすいので、是非試してみて欲しいプラグインです。