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Baby Audio から Smooth Operator がリリースされています。Smooth Operator は、音のバランスを創造的に整え、アルゴリズムが耳障りな共鳴や濁った周波数領域を自動的に除去してくれるインテリジェントなプラグインです。
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Smooth Operatorとは?
Smooth Operator は、レゾナンスサプレッション、スペクトルコンプレッション、イコライゼーションの機能を組み合わせたスペクトルツールです。ほとんどのスペクトルツールはオーディオの復元に重点を置いていますが、Smooth Operator は、トーンを形成し、より明瞭さを引き出すことを目的としています。
Smooth Operatorの使用感
複雑そうですが、自動で耳障りなレゾナンスを検出してくれて、明瞭なサウンドを引き出してくれます。さらに、簡単に好みのサウンドキャラクターを作ることができるプラグインです。
EQのような見た目ですが、動作はEQとは異なります。まず中央の点がスレッショルドになっていて、スレッショルドを下げると、画面上部にリダクションが見えます。一音一音リダクションされる波形が自動で変化するのが確認できます。これが、通常のコンプとは異なる部分です。
残りの4つの点を使って応答曲線を描きサウンドを作っていく感じです。上げると効果が薄まり、下げると効果が強まります。マウススクロールでQをコントロールできるので、特定の周波数エリアの効果を強めたり弱めたりして好みのサウンドを作ることができます。左下に Solo ボタンがあるので、各ポイントをEQのように個別に聞きながら周波数を探せます。
左下のFOCUS スライダーは スペクトルアルゴリズムの強度を設定します。FOCUSを0にすると普通のコンプレッサーのように均一に効きますし、100にすると波形がシャープになり、動的になります。
右上の「m」アイコンは、クリーンで外科的なサウンドの HIGH-RES と、遅延が少なく軽量な CLASSIC の 2 つのアルゴリズムモードを切り替えることができます。その隣のアイコンが外部サイドチェインモードです。
この外部サイドチェインがめちゃくちゃ便利で、簡単にサイドチェインコンプから一歩進んだ高度なダッキングを可能にしてくれます。
Smooth Operatorのレビュー
ということで、驚くほど簡単にスペクトル処理ができるプラグインになっています。元の波形のカラーが薄くて見ずらいですが、それ以外は使いやすく、実用的で素晴らしいです。個々の素材からミックスバスまでどこにでも使えるので、是非試してみてはいかがでしょうか。
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