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Arturia Efx MOTIONSのレビュー

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Arturia から Efx MOTIONS がリリースされています。Efx MOTIONS は、搭載されているエフェクトをさまざな方法でモジュレートし、サウンドに動きを加えるマルチエフェクトプラグインです。

Efx MOTIONS
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Efx MOTIONS

Efx MOTIONS は、音楽の動き、ミックスダイナミクス、クリエイティブなオーディオ ツールを強力なエフェクトプラグインに組み合わせて、音楽に勢い、多様性、そして純粋な音の興奮を与えるソフトウェアエフェクトです。

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メインは中央にある、FILTER、NOISE、DRIVE、VOLUME、PAN のオーディオパスです。これらのエフェクトに MOTION ENVELOPE を使って動きを加えます。そのサウンドに REPEAT / FX からシーケンサータイプの5種類のエフェクトをステップごとに追加でき、ディレイ/リバーブ/コーラスなどの通常のエフェクトをかけることができます。さらに、ほとんどのコントロールつまみをモジュレーションで動かすことができるという、なんでもできそうな多機能なエフェクトになっています。

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画面上部はサウンド全体に効くハイパスフィルターとローパスフィルターがあります。Pass Thru と Filterd モードがあり、Pass Thru を使えば高音域だけや特定の帯域だけにエフェクトをかけたりといった使い方ができます。

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画面中央は、Efx MOTIONS の心臓部である Motion Editor です。FILTER、NOISE、DRIVE、VOLUME、PAN の5つのオーディオパスはエフェクトのオン・オフと順番の入れ替えが可能です。

FILTER は、Clean、Warm(Oberheim Synthesizer Expander Module)、Gritty(MS-20 MK2)、Sharp (Surgeon)、Phaser があり、DRIVE は、Classic(Soft Clip, Tape, Asymmetrical, Hard Clip)、Wavefold(Soft Bounce, Hard Bounce, Sine Fold)、Waveshape(Germanium, Stairs, Core)が用意されています。NOISE には、Atmospheric、Crackles、Digital、Drums、Foley、Metal、Nature、Static、Textures に分類されるサンプルが用意されていて、手持ちのサンプルをインポートすることもできます。

最初は NOISE だけ使ってみるのがわかりやすいと思います。右側からノイズのタイプを選択して、Motionノブでエフェクトの量を設定します。0にするとエフェクトはかかりません。

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中央の MOTION ENVELOPE でモーションを設定します。マウスを使って自由にポイントを追加して描くことができます。カーブも簡単に描けますし、グリッド数やグリッド吸着も設定できるので、ストレスなく使いやすいですね。プリセットもあるので、素早く簡単に設定できます。

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左側が、モーションのスピードといつ動かすかのタイミングを決める TRIGGERです。CLOCK が LFOに似ていてわかりやすいですが、シーケンサータイプの Envelope Seq、Dencityの割合でタイミングやトリガー数が変わるEUCLIDEAN(ユークリッド)、ゲートやドラムトリガーに似たタイプの TRANSIENT(外部サイドチェイン機能付き)、MIDIをトリガーにできる MIDIと豊富です。

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TRIGGER の隣の Dynamics は、エンベロープフォロワーに近いです。設定したThreshold を超えたものをトリガーにできます。こちらも外部サイドチェインをトリガーにできます。右側の Motion の隣の Dynamics でエフェクトの量を設定します。Motion と一緒に Dynamics も両方適用できるのでより複雑なサウンドになります。

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REPEAT / FX はシーケンサータイプのエフェクトと2つのエフェクトスロットが用意されています。BEAT REPEAT は、16ステップのシーケンサーで、ROLL、REVERSE、PITCH、STRETCH、TAPE STOP を各ステップに1つ配置できます。FX は Reverb、Delay、Tape Echo、Pitch Shift Delay、Super Unison、Chorus、Flanger、Phaser、Distortion、Bitcrusher、Compressor、Multiband Comp、Multi Filter、EQ と豊富です。

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Advanced モードに 2つのMACRO と、3つのモジュレーションスロットが用意されていて、されに複雑なサウンドを作ることができます。どちらも5つのオーディオパスと2つの FXのノブに適用できます。モジュレーションは SEQUENCER、FUNCTION(中央の MOTION ENVELOPEと同じ)、RANDOM、ENV FOLLOWER(DYNAMICSと同じ)の4つの種類があります。

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ということで、幅広い方法でサウンドに動きを加えることのできるプラグインになります。さまざまなモジュレーターが用意されているので単調なサウンドを劇的に変えてくれます。こういったプラグインはプリセットを聞いていくだけでもアイデアを得られますし、偶然素晴らしいサウンドが生まれたりするので持っておいて損はないです。是非試してみてはいかがでしょうか。

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