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ミックス時に必ずと言っていいほど使用するコンプレッサープラグイン。コンプレッサーは非常に多くのVSTエフェクトが存在します。そんな中で最初の候補におすすめなのが sonnox oxford dynamicsです。Sonnox Oxford Dynamics はゲート、エキスパンダー、コンプレッサー、リミッターなど、これひとつでダイナミック系のプラグインが補えます。そんな Sonnox Oxford Dynamics の使い方について説明します。
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Sonnox Oxford Dynamicsとは
Sonnox Oxford DynamicsはSONYのデジタルコンソール OXF-R3 に基づいたプラグインです。このプラグインひとつでコンプレッサー、リミッター、エキスパンダー、ゲート、サイドチェーンEQ、チューブサチュレーション機能がついています。
Sonnox Oxford Dynamicsの共通機能
ACCESSボタンでそのセクションのコントロール画面が表示されます。
INボタンでそのセクションのエフェクトオン・オフを切り替えます。
各セクションに16bit 24bitのDITHERがついています。
AAXバージョンは必要な機能のみ選べ、CPUの節約になります。
Compressorの使い方
一般的なパラメータの他にHoldとソフトニーの機能がついています。
THRESHOLD : 圧縮が開始されるレベル(dB FS)を設定
MAKE-UP : 最大24dBまで圧縮で失われたレベルを上げられる
RATIO : 1:1 からLimitの範囲でスレッショルドレベルを超えたときの圧縮比率
COMP KNEE : -5dB、-10dB、-15dB、-20dBのソフトニーを設定
ATTACK : 519μs - 52ms の範囲で設定
RELEASE : 52ms - 3.1s の範囲で設定
HOLD :10ms - 30s の範囲で設定
COMP TYPE : NOMAL、CLASSIC、 LINEARの三種類
• NOMAL : 汎用チャンネルコンプレッサー
• CLASSIC : NORMALタイプのサブセットで、タイミング制御が固定 (dbx 160タイプの固定値)
• LINEAR :Linear/dB timingでNOMALよりもタイミング制御と素材の影響をはるかに受ける
KEY INPUT : 外部サイドチェインのオン・オフ
LIMITERの使い方
アタックタイムはコンプレッサーよりも速くなるように調整できます。
THRESHOLD : 圧縮が開始されるレベル(dB FS)を設定
ATTACK : 100μs - 500ms の範囲で設定
RELEASE : 100ms - 10s の範囲で設定
HOLD : 50ms - 30s の範囲で設定
EXPANDERの使い方
THRESHOLD : エキスパンダーがアクティブになるレベル(dB FS)を設定
RANGE : 0 - -80dB (エキスパンダーによる減衰の下限を設定)
RATIO : 1:1 - 16:1 (スレッショルドを下回る信号の圧縮比率)
ATTACK : 0.26ms - 104ms の範囲で設定
RELEASE : 7.8ms - 519ms の範囲で設定
HOLD : 10ms - 10S の範囲で設定
GATEの使い方
アタックタイムはエキスパンダーよりも速くなるように調整できます。
THRESHOLD : 設定された値を下回る信号はカットされ、これを超える信号のみが出力される
RANGE : 0 - -80dB (ゲートによる減衰の下限を設定)
ATTACK : 5μs - 26ms の範囲で設定
RELEASE : 7.8ms - 519ms の範囲で設定
HOLD : 10ms – 10S の範囲で設定
Sidechain EQの使い方
LF FREQ : 20Hz to 1kHz の範囲で設定
HF FREQ : 500Hz to 20kHz の範囲で設定
LF GAIN and HF GAIN : -20dB to 20dB の範囲で設定
LF Q and HF Q : 0.5 to 16 の範囲で設定
LF SHELF and HF SHELF : シェルフに切り替え
EQ SIGNAL : EQ処理をメイン信号パスにルーティング
EQ SIDE-CHAIN : EQ処理をサイドチェーンにルーティング
INPUT GAIN : 0 to -20dB (ブースト設定時のEQクリッピングを回避)
WARMTHの使い方
AMOUNT : 0 to 100% (チューブサチュレーションを足し、パンチを与える)
MAX TRIM : -0.1 to 0.1 (ダイナミクス処理の最終出力で非常に細かいゲイントリミング)
まとめ
Sonnox Oxford Dynamics はダイナミック系のプラグインがひとつにまとまっており、ミックスの最初に手に取るvstプラグインにおすすめです。コンプレッサーにはHold機能とソフトニーが付いており、柔軟に対応できます。各素材を Sonnox Oxford Dynamics で修正してから、色付けに他のアナログモデリングコンプレッサーを挿すなどの使い方もできます。各セクションでインターフェイスが同じなので使いやすいです。
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