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Moog Moogerfoogerのレビュー

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Moog から、Moogerfoogerのエフェクトプラグイン8種類をバンドルした Moogerfooger Effects Plugin Bundle がリリースされています。2023年3月からそれぞれ個別で購入できるようになり、2つ又は4つを自分で選べるカスタムバンドルも販売されているので、以前より購入しやすくなっています。

Moogerfooger
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Moogerfooger

Moogerfooger は、90年代後半から2000年代にかけて設計された、moogerfoogerエフェクトペダルのエミュレーションプラグインです。オリジナルの Moog モジュラー シンセサイザー直系の子孫であり、ベース、ギター、シンセサイザーなど、あらゆる種類の入力を処理、変調、および再生するように適合されています。それぞれのエフェクトは、オリジナルのアナログ回路の豊かで独特なトーンに敬意を表して細心の注意を払って再現されています。

Moogerfooger Effects Bundleには以下のプラグインが含まれます。

  • MF-101S Lowpass Filter
  • MF-102S Ring Modulator
  • MF-103S 12-Stage Phaser
  • MF-104S Analog Delay
  • MF-105S MuRF
  • MF-107S Freqbox
  • MF-108S Cluster Flux
  • MF-109S Saturator
Moog-Moogerfooger-01

MF-101S Lowpass Filter は、Moog Modular Synthesizer における代表的な VCFとエンベロープフォロワーで構成されています。純粋なアナログ回路で構成されている、Moog の4ポール・ローパスフィルターは絶大な信頼を得ています。

Moog-Moogerfooger-02

MF-102S Ring Modulator は、リングモジュレーター、キャリアオシレーター、LFOの3つモジュラー機能を装備していて、サウンドにレトロと近未来感覚をもたらします。

MF-103S 12-Stage Phaser は、6-stage/12-stageのフェイザーと、ワイドレンジのLFOの2つのモジュラー機能で構成されています。12-stageの位相回路は、ステージ数の少ない低コスト機には達成不可能な、複雑なフェイズ・シフト効果を提供します。

Moog-Moogerfooger-04

MF-104S Analog Delay は、40ms〜800msのディレイが可能なBBDによるアナログディレイ回路と、コーラス、ピッチシフト、ヴィブラート等のモジュレーション効果を実現するマルチ波形LFOで構成されています。

Moog-Moogerfooger-05

MF-105S MuRF は、低音または中音域の周波数8バンドのレゾナントフィルターと、8つのフィルターレベルをエンベロープシーケンスでモジュレーションするプリプログラミング可能なANIMATIONモジュールで構成されています。

Moog-Moogerfooger-06

MF-107S Freqbox は、可変波形を備えたVCO、ハードシンク、周波数モジュレーション、エンベロープフォロワーなど、いくつかの完全なモジュラーシンセ機能が含まれています。

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MF-108S Cluster Flux は、BBDによる非常に短いディレイライン機能と、6種類の波形を内蔵したLFOでディレイラインをモジュレーションし、コーラス、フランジング、ビブラートなどのエフェクトを作り出せます。

Moog-Moogerfooger-08

MF-109S Saturator は、Moogerfoogerプラグインの開発から生まれたソフトウェア専用のエフェクトです。ドライブ回路とエンベロープフォロワーの組み合わせと、Minimoog Model D のノイズ・ジェネレーター回路のモデリングで構成されています。

まず、エフェクトペダルを再現した見た目がいいですね。元はエフェクトペダルですが、ベース、ギター、シンセ、ボイスなどインプットは何でもいいので、どのトラックでも使えます。

セッティングによって機能や効果が大幅に変わるエフェクトも多いので使いこなすにはかなり理解が必要になってくるのですが、その分エフェクトの幅も広く、質もいいので色々試すのが楽しいプラグインです。

Moogerfoogerの特徴として、どのプラグインにも CV入力が付いています。CVソースを接続して、パラメーターを電圧制御することができます。画面上のジャック部分をクリックするとパネルが拡張します。MF-101S の場合は、CUTOFF、RESONANCE、ENV AMOUNT、MIXのパラメーターをCV入力でモジュレーションできます。ジャック下のつまみはモジュレーション範囲の調整です。

Moog-Moogerfooger-09

プロジェクト内で使用している moogerfoogerプラグインがCVソースとして選択できます。

Moog-Moogerfooger-10

下は、MF-104S の LFO を使って MF-101Sの CUTOFFをモジュレーションしています。LFO の RATE LEDと コネクタの点滅が同期しているのが確認できます。あと、動かしている CUTOFF も線の動きでわかるようになっています。

ということで、奥深いエフェクトプラグインですが、2023年3月からそれぞれ個別でも、2つ又は4つのカスタムバンドルでも購入できるようになっています。Moog の評価の高いアナログフィルターだけでも試してみる価値はあると思います。

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