Eventideから全く新しいアプローチでイコライジングを提供するSplitEQがリリースされています。SplitEQを使えばトランジェントとサステインを別けてイコライジングすることができます。
Eventide Physionを所有していれば クロスグレード価格で提供されます。→ Check
同じStructural Split technologyを用いてトランジェントとサステインそれぞれにエフェクトをかけることができるPhysion MK Ⅱもリリースされています。
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SplitEQ
SplitEQ は、複雑なミックスであっても、一般的なイコライゼーションの問題に正確に対処できるミキシング/マスタリングEQです。EventideのStructural Split technologyは、入力オーディオをトランジェント信号とトーン信号に分割します。
ユーザーインターフェースはスタイリッシュで見やすいです。特殊なEQなんですが、もちろん通常の8-Band Parametric EQとして使用することができます。
使いかたも簡単で直感的に操作できます。緑がトランジェント要素で青がサステイン要素です。どちらかをつまんでドラッグするだけです。
トランジェント要素とサステイン要素それぞれにソロリッスンが付いているので簡単に聞き分けることができます。ソロリッスンはバンド毎に聞くこともできますし、サウンド全体のトランジェント、サステインを聞くこともできます。
画面右側にアウトプットメーターがありますが、こちらもトランジェント要素とサステイン要素に別れていて、ゲインノブでそれぞれのゲインを調整可能です。
もうひとつSplitEQには面白い機能があり、8つのバンドそれぞれのトランジェントとサステインをパンニングできます。ステレオソースの場合はミッド/サイド処理に切り替えることもでき、面白い空間を作ることができます。
ということで、革新的でなかなか面白いEQになっています。EQというよりツールに近い感覚ですね。素材のリペア的なイコライジングからエンハンサーのような使い方まで幅広く使えるEQです。ステレオイメージングもできるので、単なるEQではない創造的なツールになっています。持っておいて損はないと思います。
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厳選されたEQプラグインを紹介しています。詳細は、こちらの記事でチェックしてください。