AudioThing から スピーカーとマイクをシミュレートできるプラグイン、Speakers がリリースされています。ヴィンテージマイクからおもちゃのレコーダー、古い電話など、あらゆるサウンドをシミュレートできます。
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Speakers
Speakers は、最先端のコンボリューションエンジンを使用して、スピーカーとマイクをシミュレートするプラグインです。古い電話、ラジオ、 古典的なキャビネットで再生されているような錯覚を与える為に、あらゆるサウンドを形作ります。
イメージ画像で表示されるので、わかりやすいですね。左側は、コンデンサーマイク、ダイナミックマイク、リボンマイク、電話など42種類のマイクから選択できます。右側は、キャビネット、TVなどのデバイス、電話、ラジオ、スピーカー、おもちゃなど57種類のスピーカーから選択できます。インパルスレスポンス(IR)を使用しているので、再現度も高いです。
マイクとスピーカー両方で、インパルスレスポンスのPITCH、ECHO、FEEDBACKをコントロールすることができ、ドライウェイトコントロールも付いているので、なかなか面白い効果を簡単に作ることができます。
あとは、エフェクトが豊富です。DISTORTION / DEGRADATION(劣化)、COMP、FILTER、 EQ、BACKGROUND NOISEと、 Speakers のみで完結できるようになっています。ルーティングも変更可能です。
DISTORTION / DEGRADATION はどちらか一方を選択できるのですが、Carbon Mic、Classic、Diode Clipper、Foldover、Soft Drive、Tape、Valve、Bit Crusher、Clicks、Drops、GSM、Interference、Quantization、Radio Gate、Robotization、Telecom、VoIP、Warbleと18種類もあります。
ノイズは、ヒスノイズやハムノイズから、ボイラーやファンのノイズ、雨音や環境音まで42種類のノイズが用意されています。
ということで、マイクシミュレーションというよりは、ラジオボイスやテレフォンボイスのようなエフェクトを作るのに向いているプラグインです。コンボリューションエンジンを使用しているので、IRデータと豊富なエフェクトを使って、フィルターだけでは出せないような質感を作り出すことが可能です。あとは操作性も良く、ドングル不要で1ライセンス3台までのコンピューターに同時にインストールできるので、使いやすいですね。ワンランク上のラジオボイスやテレフォンボイスが欲しいユーザーは是非試してみて下さい。
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