Erica Synths から Zen Delay Virtual がリリースされています。Zen Delay Virtual は、エレクトロニックミュージックプロデューサーとのコラボレーションによって作られたハードウェアエフェクター Zen Delay のエミュレーションプラグインです。
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Zen Delay Virtual
Zen Delay Virtual は、Erica Synthsがイギリスのエレクトロミュージックレーベルの Ninja Tuneと共同開発したハードウェアエフェクターのエミュレーションプラグインです。エレクトロニックミュージックプロデューサーとのコラボレーションによって作られた Zen Delay Virtual は、スタジオでの使用を念頭に置いて設計されており、さまざまな状況、音楽スタイル、楽器に適しています。ドラム、ループ、ボーカル、シンセ、サンプル、あらゆる種類のオーディオに、ユニークで温かみのあるパワフルなサウンド キャラクターを追加できます。
- 5つのスレテオディレイアルゴリズム: Tape, Tape Ping-Pong, Digital Ping-Pong, Digital, Vintage
- 3ms〜5000ms のディレイタイム
- LP/BP/HP ステレオフィルター
- ステレオフィルター単体で使用できるディレイバイパス
- シミュレートされたチューブ オーバードライブ
- プラグイン専用のLFOモジュレーション
- プロデューサーや DJ によって作成されたプリセットのライブラリ
- VST2、VST3、AUに対応
オリジナルのハードウェアでは、シンセやループの再生中につまみをいじってエフェクトをかけていく使い方が多くみられるので、DAWでもオートメーションで動かして使うやり方がメインになりそうです。ハードウェアのほうも見た目カッコイイですね。
ディレイモードは、TAPE と TAPE PINGPONG は、ディレイタイムを変更するとピッチ シフトが導入されます。DIGITAL と DIGITAL PINGPONG では、ピッチを変更せずにディレイタイムを変更できます。VINTAGE は、ディレイタイムの増加とともにオーディオ信号をビットクラッシュさせるのでローファイ に最適です。DELAY OFF では、フィルターとオーバードライブエフェクトとして使用できます。
プラグインオリジナルのLFOを見ていきましょう。パラメーターが多いですが、要はディレイタイムとフィルターカットオフにモジュレーションをかけることができます。波形も sinus、ramp、sawtooth、triangle、square、pulse、notch、noise、sample & hold と豊富です。
中央はDIGITAL と DIGITAL PINGPONG ディレイモードの時に、ビットクラッシャーを設定できます。
ということで Zen Delay Virtual を使ってみましたが、AAX版がないのが残念なのと、オリジナルハードウェアに比べユーザーインターフェイスが少しチープな気がしますが、エレクトロニックミュージックプロデューサーとのコラボレーションによって作られたということで、元のサウンドに物足りなさを感じた時など色々実験したくなるディレイプラグインです。どちらかというとディレイより楽器に近いような感じで楽しめます。是非試してみてはいかがでしょうか。
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