Ayaic から Mix Monolith がリリースされています。Mix Monolith は、トラックのボリュームを自動で調整して、バランスの取れたミックスを簡単に作ることができるユニークなツールです。
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Mix Monolith
Mix Monolith は、レベルプレーンを使用して、あらゆる環境でトラックを完全にレベリングできる自動ミキシングシステムです。 個々のトラックからバス グループ、FX チャンネル、マスター フェーダーまで、Mix Monolith はバランスの取れたオープンなミックスをすばやく簡単に作成します。プロデューサー、ミックス/マスタリング エンジニア、ミュージシャン、シンガー/ソングライターのいずれであっても、Mix Monolith を使用すると、信じられないほどのスピードでプロフェッショナルなサウンドのミックスを作成できます。
使い方は、全トラックに Mix Monolith をインサートしてから、各トラックに合った SOURCE (Kick, Bass, Lead Vocal など)を選択します。曲を再生しながら LEARN ボタンで学習させてから、MIX ボタンを押すと、選択した SOURCE 用の TARGET LUFS に自動で調整してくれます。APPLIED GAIN で変更された GAIN の確認ができます。 ALL CHANNELS から全トラックを一気に調整可能です。
SOURCE に好みのものがない場合は、TARGET LUFS を指定して自分のプリセットを保存しておくと後々楽になります。
これで、全トラックを SOURCE から選んだ TARGET LUFS に近づけるので、バランスの取れたミックスからスタートできます。
メインの楽器のボリュームを大きくしたい場合や、シンセなどを後ろに引っ込めたい場合は、Mix Mololith のフェーダー横の文字の部分(FOREGRAND, +2PLANE, +1PLANE, SUGGESTED, -1PLANE, -2PLANE, BACKGROUND)をクリックするだけでフェーダーの操作ができ、トラックごとに微調整ができます。ワンクリックのボリューム調整はかなり便利な機能ですね。
画面下部は、ダッキングとエキスパンダーの調整です。SOURCE を選ぶと自動的にグループ分けされているので、ベーストラックにキック、スネア、タムをトリガーにサイドチェインコンプがかかります。いらなければオフにできます。
最終的には、バスチャンネルやミックスバス用の SOURCE も用意されているので、ミックスが終わった後にバスチャンネルに Mix Monolothをインサートして学習させれば、最終調整もやってくれます。
ということで、他にはないユニークなプラグインですね。全トラックにインサートして SOURCE を選択しなければならない手間はありますが、一度このバランスの取れたミックスを体験してみて欲しいです。レベルバランスの指標になりますし、慣れれば時短にもなります。
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