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DAWは音楽制作に必須のソフトウェアなのですが、今では各社からたくさんのDAWがリリースされていて、最初にどのDAWを選べばいいか迷うと思います。そこで各DAWの特徴や、選び方などを紹介したいと思います。
DAWの選び方
DAWはDagital Audio Workstationの略で、音楽制作に必要なソフトウェアです。
どのDAWを使っても、基本的にはオーディオのレコーディング/編集、MIDIのレコーディング/打ち込み、ミキシング、書き出しと、やることは同じです。
ただ、各DAWで操作感、楽曲制作に便利な機能の有無、得意/不得意なことや、できる/できないことなどの違いがあり、どのDAWも一長一短という感じで妥協も必要です。
ユーザーインターフェース、操作感
初めてDAWを使うならユーザーインターフェースや操作感が重要です。どのDAWを使っても基本的なことは同じなので、試用版を試してみて、見やすく自分が直感的に操作できるようなDAWを選んだほうが長続きすると思います。ある程度DAWの理解が深まり、機能面に不満が出たら乗り換えを検討すれば良いと思います。
やりたいこと、自分の得意分野
DAWにはそれぞれ、ダンスミュージックなどの打ち込みが得意なDAWや、オーディオの扱いが得意なDAWなど個性があります。楽器を演奏することができて、生楽器を使った楽曲制作をしたいユーザーはレコーディングやオーディオを扱うのが得意なDAWを使うのが良いですし、打ち込みでトラックを作りたいユーザーはMIDIやオーディオサンプルの扱いが得意なDAWが良いです。
人気
メジャーなDAWは、それだけでチュートリアルが多く、困ったときの解決策もすぐ調べることができます。これといったものがない場合は、とりあえず人気で選んでしまっても良いと思います。
オススメのDAW
Steinberg - Cubase
Cubaseは、日本でトップ人気のDAWではないでしょうか。MIDIもオーディオも機能豊富で、だいたい何でもできる用途の広いDAWです。何でも出来るので、操作が複雑になっている傾向があります。トランスポート関連が他のDAWと違う操作感で気になるかもしれません。
Presonus - Studio One
Studio OneもCubaseと並んで日本では人気のDAWです。こちらもだいたい何でも出来ます。用途が広く楽曲制作からマスタリングまでこれひとつで行うことができます。Cubaseより低価格で、無償のStudio One Primeも用意されています。海外でのシェアは低いです。
Apple - Logic Pro
Logic ProはMac専用のDAWです。こちらも用途の広いDAWでプロも使用しています。DAWの中では低価格でコストパフォーマンスに優れているので、Macユーザーは選択肢のひとつに入れるべきです。
Ableton - Live
Ableton Liveは、海外で人気のDAWです。サンプルやMIDI、オートメーション機能が抜群です。セッションビューというクリップを並べて、リズムマシンやサンプラーのように鳴らせる機能があり、ライブパフォーマンスにも使えます。EDM系の楽曲制作にはベストなDAWです。オーディオ編集や、レコーディング、ミックスが弱かったり、ショートカットキーが他のDAWと全然違うなどの欠点もあります。
Avid - Pro Tools
Pro Toolsは、オーディオ編集が得意なDAWです。レコーディング、ミキシング、映像のMA作業などで使われるエンジニア向けのDAWです。スタジオなどにも導入されていて、プロの現場で信頼されてる業界標準のDAWでもあります。楽曲制作は、演奏が得意なユーザーや音楽知識の豊富なユーザー向けで、初心者にはオススメしません。
まとめ
Jpopの制作をするなら、ボーカルやギターの録音、編集ができ、MIDI機能も豊富でミックスも割とやりやすく幅広い用途に使えるCubase、Studio One、Logic(Mac)から、見た目や操作がしやすいものを選べば間違いないと思います。
ダンスミュージックを作りたいならAbleton LiveのMIDIやオートメーション機能が本当にずば抜けています。
本格的なレコーディング、オーディオ編集、ミックスをする場合はエンジニアも使用しているPro Toolsがベストです。
DAWは本当に一長一短という感じです。アップデートによる機能変更や追加もあるので、メインで使うDAWが変わる可能性もあります。Pro Toolsはアップデートでどんどん使いやすくなっていますし、Ableton Liveも最近コンピング機能が追加されています。