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バリアブルミューコンプレッサー(Variable Mu Compressor)は、コンプレッサーの種類のひとつで、オールチューブ仕様のコンプレッサーです。今回はそんなバリアブルミューコンプレッサーのオススメのVSTプラグインを紹介します。
Variable Mu Compressorとは
Variable Muとは、Manleyの登録商標で、「Mu」が真空管のゲインを意味します。オールチューブ仕様のコンプレッサーで、このタイプのコンプレッサーは真空管をゲインリダクションに使用するという特徴があります。また、カーブはソフトニーになります。
オススメのバリアブルミューコンプレッサー
UAD – Manley Variable Mu Limiter Compressor
Manley Variable Mu Limiter Compressorは、1994年の発売以降、Manleyのベストセラーであり、フラッグシップ機のStereo Variable Mu Limiter Compressorのエミュレーションプラグインです。クリアなダイナミクスコントロールとチューブによるウォームなサウンドを、ミックスやマスタリングに加える事ができます。リダクション量はインプットとスレッショルドのバランスによって決まりますが、一方が増加し、もう一方が減少した場合、サウンドのカラーに影響があります。
- Variable Mu Limiter Compressor
- ステレオ、デュアルモノを切換可能
- ミッド/サイド プロセッシング
- コンプレッサー、リミッターを切換可能
- サイドチェインフィルター
- Dry/Wetコントロール
- 代替プラグイン
- Pulsar Audio – Mu
- IK Multimedia – Dyna-Mu
- Native Instruments – Vari Comp(PREMIUM TUBE SERIES)
[購入]
PLUGIN BOUTIQUE → Pulsar Audio Mu
PluginFox → Pulsar Audio Mu
UAD – Fairchild Tube Limiter Plug-In Collection
Fairchild Tube Limiter Plug-In Collectionは、ヴィンテージ機材のなかでも世界中で評価を得ているFairchild 660、670のエミュレーションプラグインです。Fairchild 670は、1950年代後半に発表された、14個のトランス、20本もの真空管を使ったコンプレッサー/リミッターです。このユニットは、スレッショルドとDCユニットを使用して、レシオ2:1のコンプレッサーから30:1のリミッターまで調整することが可能です。
- Tube Limiter compressor
- ステレオ、デュアルモノを切換可能
- ミッド/サイド プロセッシング
- 6ポジションスイッチによる固定されたアタック・リリースタイムの選択
- サイドチェインフィルター
- DCスレッショルドでコンプレッションの比率とニーの幅を調整可能
- Dry/Wetコントロール
PLUGIN BOUTIQUE →
- 代替プラグイン
- Waves – PuigChaild Compressor
- IK Multimedia – Vintage Compressor
- Slate Digital – FG-MU(VBC Virtual Buss Compressor)
まとめ
バリアブルミューコンプレッサー(Variable Mu Compressor)は、個別のトラックからミックスバス、マスタリングまで幅広く使うことができます。実際に、コンプレッションが行われていなくても、最終的なミックスの「温かみ」や「輝き」の為だけに、Fairchild 670が使われていたりします。