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PSPaudioware Lexicon PSP 42のレビュー

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Lexicon PSP 42は、伝説的なLexicon PCM 42のエミュレーションとして知られ、ビンテージ機材特有の温かく豊かなサウンドを忠実に再現します。最新バージョンでは、多くの新機能が追加され、音作りの幅がさらに広がりました。この記事では、Lexicon PSP 42について詳しく解説します。

Lexicon PSP 42
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Lexicon PSP 42の概要

Lexicon PSP42は、PSPaudiowareによって開発された高品質なデジタルステレオディレイとフレーズサンプラーです。このプラグインは、伝説的なLexicon PCM 42の柔軟性と温かさを忠実に再現しており、Lexicon公認の製品です。最新バージョンのLexicon PSP42 v.2では、ディレイタイムの大幅な拡張、オリジナルハードウェアのアナログリミッターやA/D・D/Aコンバーターのエミュレーション、ローパスフィルターのカットオフ調整、モジュレーション反転、さらにエンベロープフォロワー用サイドチェイン機能など、多くの新機能が追加されています。これにより、現代のデジタル音楽制作環境においても、高い柔軟性と効果的なサウンドデザインが可能です。

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Lexicon PSP 42の特徴

  • Lexicon PCM42のエミュレーション
  • サンプルレートを半分にして、ディレイタイムを倍増させる機能(Lo-Fi感)
  • テープサチュレーションエミュレーション
  • アナログリミッターエミュレーション
  • A/D、D/Aコンバーターのエミュレーション
  • 4種類のエミュレーションモード(Clean、Legacy、Lims、Full)
  • ローパスフィルター
  • ディレイバッファのサンプルレートの変更(0.5倍〜1.5倍)
  • LFOとエンベロープフォロワーによるモジュレーションコントロール
  • 逆再生やバウンスディレイなど、多様なディレイ再生モード
  • フレーズサンプラー機能

Lexicon PSP 42の使い方

拡張パネルを開くと、PROCESSINGモードを選択できます。クリーンなサウンドが必要な場合はCleanモード、オリジナルのPSP42サウンドを求めるならLegacyモード、強力なリミッティングが必要ならLimsモード、そしてすべてのアナログ特性を最大限に活用したい場合はFullモードが最適です。

Referenceノブは、ヘッドルームの調整を行う機能を持っています。設定を高くするとヘッドルームを広く保ち、設定を低くすると歪みやすくなります。

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DLYボタンは、サンプリングレートを半分にし、設定されているディレイタイムを2倍にします。サンプリングレートが低下すると、周波数範囲にも影響が及び、独特なLo-Fiエフェクトを生み出すことが可能です。

HICUTボタンは、フィードバック信号に対してローパスフィルターをアクティブにします。カットオフ周波数はデフォルトで6kHzに設定されていますが、拡張パネルで調整可能です。

RPTボタンを使用すると、Lexicon PSP42がフレーズサンプラーとして動作します。設定されたディレイタイムと同じ長さのオーディオがキャプチャされ、ループ再生されます。さらに、モジュレーションと組み合わせることで、クリエイティブなエフェクトやサウンドデザインを作り出すことが可能です。

MANUALノブは、ディレイのサンプルレートを手動でコントロールし、音に独自の変化を与えます。特に、ピッチやディレイタイムの調整に役立ち、モジュレーションセクションとの連動により、動きのあるサウンド作りが簡単に行えます。

DEPTH、WAVEFORM、RATEは、ディレイエフェクトにモジュレーションを加えてサウンドに動きを与えるための重要なパラメータです。モジュレーションソースはLFO(サイン波:WAVEFORMノブ左、スクエア波:WAVEFORMノブ右)とエンベロープフォロワー(WAVEFORMノブ中央ENV)が用意されています。

Side Chain Input機能は、外部オーディオ信号を使用して、WAVEFORMのエンベロープフォロワーに影響を与えます。拡張パネルにあるENV INVボタンを使用することで、外部信号の音量が大きい場合に、ディレイタイムが長くなるなど、動作を反転させることが可能です。

拡張パネルのDIRECTIONオプションを選択することで、ディレイを逆再生することが可能です。fwd、bkwd、reverse、bounceの4つのモードが用意されています。

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Lexicon PSP 42の使用感

Lexicon PSP42は、温かみのあるディレイエフェクトを提供するプラグインです。特に、テープサチュレーションやアナログリミッターのエミュレーションによって、ビンテージ機材特有の自然な音色を再現できるのが大きな特徴です。また、エミュレーションを使用しないクリーンなディレイから、Lo-fiディレイまで幅広いサウンドを作り出せます。さらに、モジュレーション機能やディレイの再生方向の変更を活用することで、クリエイティブなサウンドデザインが可能です。

まとめ

Lexicon PSP42は、ビンテージディレイエフェクトを現代の音楽制作に取り入れるための優れたプラグインです。最新バージョンでは、グラフィックが大幅に改善され、視認性の高いインターフェースと使いやすいプリセットブラウザを備えており、初めて使用するユーザーでもすぐに操作に慣れることができます。さらに、新機能の追加によって、サウンドデザインの幅が一段と広がりました。アナログリミッターやA/D・D/Aコンバーターのエミュレーション、サイドチェイン機能、および拡張されたディレイタイムにより、さまざまなジャンルやシチュエーションに対応できる高い柔軟性を備えています。特に、温かみのある独特なディレイサウンドを求める方にとっては、必携のプラグインです。


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