Mastering The MixからRESOがリリースされています。RESOは、ミックス内の不快な共鳴を特定し、透明で効果的に解決するために設計されたプラグインです。本記事では、RESOのレビューを行います。
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RESOとは?
RESOは、オーディオ内の共鳴を迅速に特定し解決するダイナミックな共鳴抑制ツールです。過度に蓄積された共鳴が音楽を不快に聞こえさせる場合、RESOはミックス全体に対してエネルギーの蓄積がある特定の周波数を特定し、共鳴を効果的に解決するために必要な減衰量を提案します。その高品質フィルターは、最も音楽的な結果を出すために自動的にQを最適化し、マスタリンググレードの透明性を提供します。ミックス内の共鳴問題を音楽的に解決するためのより迅速かつ効果的な方法は他にありません。
- 自動または手動でレゾナンスの抑制
- ボーカル、シンセ、パーカッション、バス、マスタリングチェーンなど、ミックスのあらゆるチャンネルの共鳴修正に使用可能
- スマート分析による迅速な結果
- 手動で共鳴を特定し修正しやすいスイープ機能
- 透明な共鳴解決のためのターゲット設定
難しそうに聞こえますが、使い方は意外と簡単です。プラグインを挿入し、トラックを再生しながら画面上部の「CALCULATE TARGETS」をクリックします。
分析が終わると、共鳴を解決するための周波数と減衰量を示す赤い点のノードが表示されます。Qは周波数に応じて自動で最適化されます。
「ENGAGE TARGETS」をクリックすると、すべてのノードのが有効化され、これだけで動的にレゾナンスを抑制してくれます。驚くほど簡単ですね。
ウィンドウでは、赤いラインで減衰量を確認でき、白いラインはピークで、緑のラインはInputとOutputを示しています。ノード付近ではInputとOutputの差が確認できます。
これだけでも充分に機能して使えますが、ダブルクリックで任意の位置にノードを追加したり、分析によって作成されたノードを個別に聞いたり、削除したりして、好みに合わせて調整することが可能です。
ツールバーには周波数スイープ機能が備わっており、マウス位置で周波数をブーストし、耳で問題のある周波数を特定できます。マウスポインタが下に移動するとQ幅は狭くなり、上に移動すると広がります。これにより、Qの調整が素早く行えます。また、デルタ機能も搭載されており、RESOがミックスから除去している成分をソロで聞くことができます。
レゾナンスを分析後、controlキーとマウス移動を使って周波数スイープを使うと、赤いノードの位置を素早くチェックできます。
RESOの評価
RESOは、不要なレゾナンスを動的に抑制することで、非常に効率的なアシストツールとして機能します。EQのようにオーディオの特性が失われることなく、ミックスが薄くなったりトランジェントのパンチが減少することもないため、手放せないツールになります。
さらに、Rent to Ownオプションを利用すれば、毎月の分割払いでプラグインをレンタルできます。支払いが完了するとプラグインを所有でき、途中でのキャンセルも可能です。
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