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iZotopeから無料でステレオフィールドプラグインのOzone Imager V2が出ています。
Ozone Imager V2はステレオイメージャーとしてサウンドを広げたり狭めたりできますが、ベクトルスコープアナライザーとしても優秀です。
Ozone Imager V2の使い方
使い方としてはWidthでステレオイメージを決めたあとStereoizeのModeとスライダーでエフェクト効果を好みに微調整する感じです。機能を使わずにアナライザーとして使うのもオススメです。
Stereoize
クリックするとモノラルをステレオに変えることができます。
protoolsの場合はモノラルトラックにOzone Imager 2 (mono/stereo)を挿します。
Cubaseの場合はステレオトラックを作成してから、ステレオトラックにモノラルのオーディオファイルを移動しOzone Imager 2を挿します。
Mode Ⅰ
ミッドチャンネルのコピーをサイド チャンネルに挿入し、ディレイタイムを調整
Mode Ⅱ
ノイズレングスをスライダーで調整
Width
スライダーでサウンドを広げたり狭めたりできます。シンセのステレオイメージをさらに広げ、キックやベースをセンターに置けます。
Vectorscope
Polar Level、Polar Sample、Lissajousの3つの異なるベクトルスコープメーターを搭載し、ステレオ幅のチェックや位相の確認ができます。
Ozone Imager V2のDownload & Install
1.Download Ozone Imager V2からダウンロードします。
2.iZotopeのアカウントを持っている場合はログイン、持っていない場合はアカウントを作成しましょう。
3.ログインするとダウンロードページに飛びます。このページにシリアルナンバーが書かれているのでコピーしておきましょう。この時点でメールにもシリアルナンバーが送られてきます。
4.iZotope Product Portalでシリアルナンバーを入力し、iZotopeマイアカウントのPurchas Historyに表示されるようにしておきましょう。
5.Ozone Imager V2をダウンロードしてインストールします。
6.プラグインを起動したら、好きな方法で認証しましょう。
ステレオイメージャーの代替ツール
Analyzer
- MeldaProduction - Mstereoscope (Free)
- FLUX - Stereo Tool (Free)
- Nugen Audio - Visualizer
- Waves - PAZ Position(PAZ Analyzer)
PLUGIN BOUTIQUE →
ADSR Sounds →
PluginFox →
Best Service →
Sound Field
- Waves - S1 Stereo Imager
- Brainworx - bx_stereomaker
PLUGIN BOUTIQUE →
Mid & Side
ステレオの代わりにM/Sを使って処理するプラグインも存在します。ステレオがLRでセンター、Left寄り、Right寄りを決めますが、M/SはMid(中央寄り)、Side(両サイド寄り)を作り出します。MS処理と呼ばれるものは、このMidとSideに分割しそれぞれに違う処理を行うことができます。
まとめ
なんと言ってもオーディオリペアツールのRX 8や、マスタリングツールのOzone 9で有名なiZotopeの製品です。音の定位を視覚的に確認できる、と音だけで判断するのに比べて安心感が違います。無料で使えるので使ってみてはいかがでしょうか。
厳選されたステレオイメージ(Sound Field)プラグインを紹介しています。詳細は、こちらの記事でチェックしてください。