Audiomodern からループ素材をランダムにリミックスできる Loopmix がリリースされています。Loopmix を使えば無数のユニークなビートを生成し、ステムやMIDIを手に入れることができます。
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Loopmix
Loopmix は、ループ素材を新しいサウンドに即座に変換するクリエイティブな Loop Remixer プラグインです。最大6つのオーディオループ素材を読み込むことができ、手動またはランダム化によって無数のリミックスを作り出すことができます。
インストゥルメントトラックにインサートして使いますが、スタンドアローンとしても使用できます。機能が多いので、使いこなすには少し理解が必要です。
重要なのはこの部分です。6つの機能が用意されていて、切り替えて手動で好きなようにセッティングできますし、ランダム化で無数のパターンが作れます。
SEQUENCERは、鳴らす、鳴らさない部分のオン・オフの切り替えができます。OFFSET でループ素材を左右にずらして、位置の調整もできます。
RE-ARRANGEは、ループ素材の中で気に入ったものがあれば、それを好きな位置にコピペできます。この場合は、5番がキレイな波形だったのでコピーしています。
REVERSEは、クリックで波形を反転させます。これは簡単ですね。
DENSITYは、最大8つまで密度を増やせます。画像を見てもらうとわかりやすいですが、連打させることができます。ハット系に効果的な機能です。
後は、PITCHとVOLUMEもブロックごとに調整可能です。
このSEQUENCER、RE-ARRANGE、REVERSE、DENSITY、PITCH、VOLUMEの6つの機能を駆使して、ビートメイクしていきます。単純にオーディオファイルを貼り付けるよりも、凝ったビートを作ることができます。
ランダム化したい場合は、それぞれの機能ごとにランダムボタンとランダム範囲の設定があるので、範囲を調整してランダムボタンを押すたびに変化します。この場合は、対応している機能のみランダム化します。
複数の機能を一緒にランダム化したい場合は、ランダム化したい機能の電源ボタンをオンにして、中央の赤いボタンを押せば電源をオンにした機能を一括でランダム化してくれます。
あとは、気に入った部分は個別にロックできますし、レーンを丸々ロックして、それ以外をランダム化することもできます。
もうひとつ、Loopmix は強力な EXPORT 機能が付いてます。レーン個別でも、6つのレーンをまとめたステムでも、どちらも書き出せます。しかも、オーディオファイルとMIDIどちらもトラックにドラッグアンドドロップするだけで書き出せるようになっています。
ということで、強力な機能をもったプラグインなので、それらを駆使して自分でビートを作り上げていくのも楽しいですし、ランダム機能に任せてアイデアやインスピレーションを得ることもできます。ビートに何か変化が欲しい時や、単調になりがちで困っている時などに、役立つプラグインです。是非、使ってみてはいかがでしょうか。
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