Tone Empire TF-72aのレビュー

Tone Empire から TF-72a がリリースされています。TF-72a は、ドイツの有名なビンテージチューブプリアンプのエミュレーションプラグインです。

TF-72a

TF-72a は、往年の最も有名なレコーディング スタジオのいくつかを飾った、ドイツの伝説的なビンテージチューブプリアンプを忠実にエミュレーションしたものです。ボーカル、ギター、ドラム、その他の楽器をトラッキングしている場合でも、このプラグインは DAW に歴史のタッチとアナログの魅力をもたらします。

• ビンテージチューブプリアンプ
• ハイパスフィルター 20Hz～2kHz
• ローパスフィルター 2kHz～20kHz
• Dry / Wet

名前からして Telefunken V72a のエミュレーションでしょうか。プリアンプなので、使い方はインプットを上げるだけでチューブアンプ特有の暖かなサウンドが手に入ります。

Input と Output は、Link スイッチで自動的にボリュームを調整できます。Boost は、キャプチャされたモデルを 1 ～ 5 から選択します。Dry Mix が Dry/Wet の割合ではなく、オリジナルの未処理信号を並列処理としてミックスに追加する形になります。 dB で表記されます。

Input / Drive がバルブプロセッシングへの入力ゲインのコントロールです。

あとは、ハイパスとローパスが付いていますが、ハイパスは前処理(Pre)、ローパスは後処理(Post)です。

右側の Input Adjust は処理前の入力ゲインの調整です。Output Adjust はフィルター、Dry Mix 後の最終的なアウトプットのコントロールになります。

ということで、キック、スネア、ベース、ギター、ピアノ、ボーカル、ミックスバスなどにリッチで暖かみのあるカラーを追加できます。使い方も簡単で使いやすいので、トラックに物足りなさを感じているときや、アナログ感を足したいときなどに是非試してみてはいかがでしょうか。

オススメのプリアンププラグインは以下の記事で紹介しています。