UniitedPluginsから音響心理学的効果を利用して、サウンドを3Dに広げる Expanse 3Dが発売されています。この3Dエキスパンダーを使えば、サウンドをより広く、より深く、より大きくすることができます。
Expanse 3D
Expanse 3D は、オーディオを3Dで拡張、強化する音響心理学を用いたエフェクトプロセッサーです。サウンドデザイン、ミキシング、マスタリングに使用でき、ミックス内のサウンド間にコントラストを作るのに役立ちます。
メインのコントロールはWIDTH、DEPTH、HEIGHTの3つでそれぞれにモードが用意されています。それぞれ色分けされていて、画面中央の立方体で視覚的に捉えることができるようになっています。あとはインプットゲインとアウトプットゲインがコントロールできます。
WIDTHは自然に幅をコントロールします。低音はタイトに、高音になるほど徐々にワイドになります。モードには異なる周波数ポイントにオフセットがあり、分離したい要素ごとに異なるモードを使用することもできます。
DEPTHは音響心理学的効果を使用して、追加の奥行きを与えます。トランジェントプロセッシングと組み合わせて複数のショートディレイを生成し、より深いサウンドを作成します。この効果は主に中域で機能し、マスタリングで非常に効果的に使用できます。モードにはディレイタイムの異なる3つのモードがあり、Normalはほとんどのサウンドで機能します。Tightはより短いディレイを使用し、パーカッシブなサウンドに適しています。Deepはより大きなディレイを使用し、パッドなどのソフトなアタックをもつサウンドに適しています。
HEIGHTはオーディオの最低周波数と最高周波数を拡張して、サウンドをさらに大きくします。高周波はEQでブーストするのとは異なり、非常にアナログな響きのサチュレーション処理が行われます。低周波は再合成され、明瞭性が向上し、アッパーハーモニクスが追加されます。このプロセスは低周波を再生する能力が低いスピーカーでの低周波の知覚を改善できます。オーディオに低周波数や高周波数のコンテンツが含まれておらずうまく機能しない場合は、モードから低音の少ないオーディオの場合は Ext. Lo 高音の少ないオーディオの場合は Ext. Hi を選択できます。
右クリックで設定画面がでます。Linkはインプットとアウトプットをリンクします。インプットを上げるとアウトプットが下がり、インプットを下げるとアウトプットが上がります。Autoはオートゲインモードです。あとはリミッターとオーバーサンプリングが設定できます。
ステレオイメージャー系のプラグインですが、通常のステレオイメージャーにプラスアルファの機能付きプラグインといった感じです。1つ持っておくとミックスの幅が広がるので既にステレオイメージャーを持っているというユーザーにもオススメできるプラグインです。一度使ってみてはいかがでしょうか。
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