EventideからトランジェントとトーンそれぞれにエフェクトをかけることができるPhysion Mk IIがリリースされています。トランジェントとトーンを分けることにより一般的なミキシングの問題を解決でき、より柔軟にサウンドを作ることができます。
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Physion Mk II
Physion Mk II は、新しい次元のサウンドを実現するマルチエフェクトへのパワフルでモダンなアプローチです。クラス最高のトランジェント/トーン・セパレーションとワールドクラスのEventideエフェクトを組み合わせ、実用的なミキシングソリューションとクリエイティブなアプリケーションへの扉を開きます。
ユーザーインターフェースはスタイリッシュで直感的に操作できます。機能は、下記のとおりです。
- トランジェントとトーンを分離
- トランジェント用の7つのエフェクト
- トーン用の8つのエフェクト
- トランジェントとトーンの波形ビューアー
基本的な使い方はオーディオソースをトランジェント要素とそれ以外のトーン要素に分離して、それぞれにエフェクトを適用できます。では、試していきましょう。
まずは、中央の Structural Splitでトランジェント要素とトーン要素に分離することから初めます。Sourceからアルゴリズムを選択します。オーディオに使われている楽器に合わせなくても、色々なSourceのチューニングを試してみることをオススメしています。
Structural SplitのSmoothing、Transient Decay、Focusを調整しながらトランジェント要素とトーン要素に分離させます。トランジェントとトーンの両方のエフェクトブロックにソロボタンがあるので、トランジェントだけを聞きながら調整することができ、簡単に思い通りに分離できます。波形ビューアーで視覚的に確認することもできるので使いやすいです。
Structural SplitオフにするとFocusが単純なミキサーになるので、通常のエフェクトプラグインのように使うこともできます。
Transient FXを見ていきましょう。Transient FXは7つのカスタムEventeideエフェクトが用意されています。
- Delay
- Tap Delay
- Dynamics
- Phaser
- Reverb
- Gate+EQ
- Reverse Delay
Tonal FXには、8つのカスタムEventeideエフェクトが用意されています。
- Delay
- Dynamics
- Pitch
- Chorus
- Reverb
- Tremolo
- EQ
- Reverse Delay
トランジェント要素とトーン要素両方にゲインとソロボタンが用意されています。ゲインを調整すれば、トランジェントシェイパー的なことも可能です。
エフェクトに関してはH910やH3000など、有名なエフェクトを長年リリースし続けているEventide製なので信頼できます。Structural Split機能やトランジェント/トーンのゲインを調整すれば、非常に柔軟にエフェクトをかけることができますし、ミックスの問題の解決も可能です。色々な可能性を持っているユニークなエフェクトプラグインです。
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厳選されたエフェクトプラグインを紹介しています。詳細は、こちらの記事でチェックしてください。