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IK Multimedia Total Studio Max 4は、人気のIKソフトウェア170タイトルを1つにまとめた究極のバンドルパッケージです。高品質な音源、エフェクト、ミキシングツールを網羅しており幅広いニーズに答えます。この記事では、Total Studio Max 4の収録内容や使用感、魅力を詳しく解説します。
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Total Studio 4 MAXの概要
IK MultimediaのTotal Studio Max 4は、膨大な音源ライブラリ、先進的なバーチャルインストゥルメント(VSTi)、高品質なエフェクト、そしてプロ仕様のミキシング&マスタリングツールをひとつにまとめたオールインワンパッケージです。作曲や編曲、サウンドデザインからミキシング、マスタリングまで、音楽制作のあらゆる工程をこれ1本で完結できます。初心者からプロまで、幅広いクリエイターのニーズに応える充実の内容です。
Total Studio Max 4の主な特徴
- バーチャルインストゥルメント(VSTi)の充実したラインナップ
- MODO DRUM: 物理モデリング技術を駆使したアコースティックドラム音源。
- MODO BASS: 物理モデリングを用いたベース音源。
- Hammond B-3X: 伝説的なハモンドオルガンを精密に再現した音源。
- Miroslav Philharmonik 2: 高品質なオーケストラ音源。
- SampleTank 4 MAX v2: 膨大な音色ライブラリを備えた総合音源。
- SampleTron 2: ビンテージキーボードコレクション音源で、MellotronやChamberlinなど10種類のモデルを収録。
- Syntronik 2 MAX v2: ビンテージシンセコレクションVSTiとして、32種類のクラシックシンセモデルを収録。
- 豊富な音源ライブラリ
- SampleTank 4 MAX v2には、88種類の音源パッケージが収録されており、合計で600GBにも及ぶサンプルライブラリを搭載しています。この膨大なライブラリから生まれる18,000種類以上のインストゥルメントにより、ポップス、ロック、映画音楽、EDMなど、あらゆるジャンルの音楽制作に対応します。
- Ampシミュレーションが充実
- AmpliTube 5 MAX v2: ギター/ベース用アンプおよびエフェクト・モデリング・ソフトウェアの最新バージョンです。合計435種類以上のギア・モデルを収録し、再設計されたキャビネット・セクションでは、最新技術のVolumetric Impulse Response (VIR™)エンジンを搭載しています。また、AmpliTube MESA/Boogie 2を含む18のブランド/アーティスト・コレクションや、X-GEARペダルのソフトウェア版4種類も新たに収録されています。
- TONEX MAX: ギター/ベース用アンプおよびエフェクト・モデリング・ソフトウェアです。AI Machine Modeling技術を用いて、アンプ、キャビネット、エフェクター・ペダル(ファズ、ディストーション、オーバードライブ、EQ、ブースターなど)のTone Modelをキャプチャーし、DAWのプラグインとして利用可能にします。また、TONEXのTone Modelを使ったアンプ、ペダルは、AmpliTubeでも使用できます。
- 高品質なエフェクトプラグイン
- ARC System 3.5: 音場補正システムで、部屋の音響特性を測定・解析し、モニタリング環境を最適化します。※測定用マイクが別途必要です。
- Lurssen Mastering Console: マスタリング用ソフトウェアで、グラミー賞受賞歴を持つLurssen Mastering Studioのエンジニア、ギャヴィン・ラーセンとルービン・コーエンのノウハウを基に開発され、彼らの機材セットアップ全体を忠実にモデリングしています。ユーザーは、用意された「Style」プリセットから選択し、簡単な操作でプロフェッショナルなマスタリング効果を得ることができます。
- MixBox: マルチエフェクト・プラグインで、70種類以上のエフェクトを自由に組み合わせて使用できます。エフェクトラックのようなもので、T-RackSとプラグインは被りますが、こちらはスピーディーなセッティングが可能です。
- T-RackS 5 MAX v2: ミックスおよびマスタリング用の包括的なプラグイン・バンドルです。合計53種類のエフェクト・モジュールを収録し、ダイナミクス、EQ、リバーブ、ディレイ、サチュレーション、リミッターなど、多彩な音作りが可能です。
Total Studio Max 4のメリット・デメリット
メリット
- コストパフォーマンス: 多数のプラグインを個別に購入するより圧倒的にお得です。
- ジャンルを問わない対応力: ポップス、ロック、エレクトロ、シネマティックなど様々なスタイルで活躍。
デメリット
- 新製品は有償: バンドル発売後に新製品がリリースされた場合、追加するには個別購入が必要です。現在、T-RackS 6やARC 4がリリースされており、これらへのアップデートは有償となります。
- インストール容量が大きい: すべてのライブラリを導入する場合、大容量ストレージが必要。
Total Studio Max 4の使用感
MODOシリーズはドラムやベース音源が物理モデリング技術によってリアルに再現されており、細かなカスタマイズが可能です。どちらも非常に汎用性が高く、生楽器のニュアンスが必要なジャンルなど、幅広く活用できます。MODO BASSはフレットレスやアップライトベースなどかなりのモデルが収録されていて、困ることはないんじゃないかと思います。


AmpliTube 5 MAXは、ギターやベースアンプのモデリングが非常にリアルで、さまざまなスタイルに応じたサウンドメイクが可能です。アンプモデルとストンプモデルがそれぞれ100種類以上収録されており、バリエーションが豊富です。
一方、TONEXはAIマシンモデリング技術を用いて、実際のアンプやエフェクターのトーンをキャプチャし、忠実に再現することに特化しています。ユーザーは、自身の機材や他のユーザーが共有したトーンモデルを利用できます。ただし、TONEX単体では複数のエフェクトやアンプを組み合わせた複雑なシグナルチェーンの構築はできないので、AmpliTube内でTONEXのトーンモデルを読み込むことで、より柔軟で高度な音作りが可能となります。


T-RackS 5 MAX v2は、ビンテージ機材をエミュレートしたプラグインが多く収録されている印象です。Fairchild 670、LA-2A、1176、EQP-1A、SSL 4000、Manley Variable MU、Distressor、EP-3、RE-201などが含まれます。また、「Classic Clipper」という珍しいクリッパー専用のプラグインも注目です。これらのプラグインにより、ビンテージ機材特有の温かみや質感をデジタル環境で再現することが可能です。さらに、テープマシン、スタジオリバーブ、コンプレッサー、ディレイ、EQ、メーターツールなど、ミックス・マスタリングに必要なプラグインがすべて揃っています。


まとめ
K MultimediaのTotal Studio 4 MAXは、作曲、サウンドデザイン、ミックス、マスタリング、演奏まで、音楽制作のあらゆる工程をカバーする総合パッケージです。特に、ギターやベースの録音・シミュレーションに強力なツールを提供し、質の高いプラグインを一括で管理しながら制作を行いたい方に最適です。ただし、インストール容量が大きく、プラグインの多さに慣れるまで時間がかかる可能性がありますが、学習コストを上回る充実した機能とコストパフォーマンスが魅力です。
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