Mastering The Mix から中高域でクリアでバランスの取れたサウンドを得るように提案してくれるインテリジェントEQがリリースされています。本記事では、MIXROOMのレビューを行います。
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MIXROOM
MIXROOMは、ボーカル、シンセ、または音楽のマスタリングに取り組んでいる場合でも、豊かさと明瞭さの完璧なバランスを設定するようにガイドするインテリジェントな EQ です。オーディオを分析し、サウンドを改善するための周波数を示してくれます。
まず、EQとは思えないユーザーインターフェースをしています。左端と右端をよく見てみるとEQカーブが表示されているのが分かります。3D表示になっているのでゲインの調整が手前に動かすと増加、奥に動かすと減少と独特の操作感です。セッティングからマウスホイールアクションを逆に設定出来るので操作は慣れれば問題ないですね。設定出来る周波数範囲は320Hzから20kHzと中高域に特化しています。
インテリジェントEQなのでトラックを分析させることから始めます。プリセットから選択するか、お気に入りのトラックや素材がある場合は、参照トラックを読み込むこともできます。チャンネルとミックス/マスタリング用のプリセットがありますが、チャンネルもジャンルのプリセットが用意されていて種類が多いです。
分析が終わると、スマートバンドを追加できます。ターゲットEQカーブに一致するEQバンドが即座に読み込まれます。このまま使用しても良いですし、ここから自分で微調整もできます。サウンドはこもったような感じがなくなり、かなりクリアなサウンドになります。
各バンドは、オン/オフ、ベル/シェルフの切り替え、ソロリッスン、M/Sモード、Q、Frequency、Gainの調整が可能です。ゲインは色の付いているエリアから調整できますが、Frequencyの選択部分が少ないです。
MIXROOMの評価
独特の操作感ですが、使い方自体は簡単で素早く調整できます。サウンドは非常にクリアで、ごちゃつきやすい中高域をスッキリさせてくれます。低域用のプラグインは多いですが、中高域に特化したプラグインはなかなか見かけないので面白いプラグインだと思います。ボーカル、ギター、シンセ、ピアノなどのメイントラックを素早く修正できますし、マスタリングにも使用できます。是非一度試してみてはいかがでしょうか。
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