UJAM Amber 2のレビュー

UJAM の Virtual Guitarist シリーズから Amber 2 がリリースされています。Amber 自体はシリーズ2番目の楽器として昔から存在していましたが、2023年5月に Amber 2 としてパワーアップして帰って来ました。

Amber 2

AMBER 2は、アコースティック スチール弦ギターのストラムに焦点を当てていて、 完全にゼロから再設計されています。最初のシリーズと同様に、キーを押すだけでギターパフォーマンスを自動的に生み出すプレーヤーモードと、最初のシリーズとは異なり、右手で指板上の指の役割を果たしながら、左手でストラミングや個々の弦の演奏、ミュート、ストローク方向の制御ができるインストゥルメントモードが追加されています。

インターフェイスも変わりましたね。新機能は、プレイヤーモードのフレーズのMIDIをドラッグアンドドロップできるようになっているので、ベロシティやノートをMIDIエディットして、フレーズのアレンジが可能になっています。MIDIは、キーボードの上部からドラッグアンドドロップが可能です。

今まではフレーズを選ぶだけでしたが、インストゥルメントモードが追加され、自分で演奏ができるようになっています。キーマップを表示できるので、使いやすくなりました。アップストローク、ダウンストローク、ピッキングセクションを組み合わせると、アルペジオなども演奏可能です。

サウンドもアップデートされています。デフォルトでもかなり違いがありますが、Stomp Box と Finisher で多くのエフェクトが追加され、サウンドデザインの幅が広がりました。マイクセクションは完全に再設計され、以前よりもさらに優れた本格的なサウンドが得られます。

以前の Amber については、下記の記事で紹介しています。

ということで、サウンドデザインやパフォーマンスの自由度も上がり、かなり使いやすくなった印象です。元々評価の高い音源ですので、アコースティックギター音源を探しているユーザーは、これを機に手に入れてみてはいかがでしょうか。