MAutoDynamicEqは、ダイナミックプロセッシングが可能なダイナミックEQです。トラックを分析し、自動でEQバンドをセットアップしてくれる自動EQ機能も備えています。
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MAutoDynamicEq
MAutoDynamicEqは、最もパワフルでフレキシブルなダイナミックEQです。ミックスにおいてイコライジングは最も重要なタスクのひとつです。MAutoDynamicEqは、驚くべき機能が詰め込まれた、信じられないほど透明で音の良いイコライザーを遥かに超えています。ダイナミックプロセッシングを導入することで技術を前進させます。
まず、ユーザーインターフェースと操作性は好みが分かれそうですが、MeldaProductionのプラグインはすべてこんな感じで、他にも良いプラグインがあるので割り切って慣れましょう。
画面上部のSATURATIONはソフトサチュレーションで、アナログイコライザーをシミュレートするサチュレーションの量を調節できます。ANALOGは、アナログイコライザーで一般的な各フィルターの内部非線形性の量を調節できます。
中央のスペクトラムアナライザーからはダブルクリックでオンオフの切り替え、左右の線はQ、上下の線はダイナミックゲインの量と簡易的なセッティングが可能です。右クリックで詳細な設定画面が開き細かな調節ができます。
画面下のBANDSを開くと、アタック、リリース、スレッショルド、ダイナミクスとダイナミクスの部分の詳細な設定が可能です。
赤枠の部分を右クリックするとさらに詳細な設定が可能です。フィルタータイプの変更が可能で、スレッショルドやダイナミクスの設定がメーターを見ながら設定できます。
続いてAutoEQ機能ですが、画面下のAUTOMATIC EQUALIZERから使用できます。機能的にはリファレンスと現在のトラックのEQカーブを分析し、リファレンスに自動で合わせるような機能です。ソース、ターゲットオーディオをのみをプラグインにルーティングしてそれぞれ分析させます。ソースオーディオはファイルから参照することもできます。DAWのプレイリスト機能とかを使うのが簡単かと思います。
ソース(リファレンス、赤線)、ターゲット(緑線)の分析が終わったら、EQUALIZEを押せばEQカーブをできるだけ一致させるようにバンドが自動で調節されます。SEPARATEは、ミックス中に複数のトラック間の衝突を回避するのに役立ちます。自分で微調整は必要になってきますが、便利な機能です。
MeldaProductionには、MAutoDynamicEqの他にMDynamicEqがありますが、違いはオートマチックイコライゼーション機能と、EQのバンド数がMAutoDynamicEqは7バンド、MDynamicEqは5バンドです。
ダイナミックEQ自体、特定の状況下で発生する問題の対処に使ったりと少し難しく感じるかもしれませんが、ミックスをするなら持っておきたいツールなので是非検討してみてはいかがでしょうか。
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今すぐチェック!厳選したダイナミックEQを、以下の記事で詳しく紹介しています。