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Mastering The Mix BASSROOMのレビュー

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Mastering The Mix から BASSROOM がリリースされています。BASSROOM は、複雑なアルゴリズムを使用して、ローエンドのバランスを簡単に仕上げることができる、ミックスツールおよびマスタリングEQです。

BASSROOM
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BASSROOM

BASSROOM は、耳がミックス全体のバランスに対して低周波数をどのように知覚するかを正確に識別する複雑なアルゴリズムを使用して、初心者やプロが数秒でローエンドを仕上げるのに役立つ、低音専用のマスタリング EQ およびミックスツールです。これは、優れた音質を提供し、世界クラスの優れたオーディオ エンジニアが行うようなジャンル固有の EQ 調整を提案することによって実現されます。さまざまなジャンルのベストミックスを分析し、信頼できるEQターゲットプリセットを提供します。

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では、使っていきましょう。最終的なローエンドの調整をしてくれるプラグインなので、マスターバスのリミッターの前にインサートします。まずは左下から、EQターゲットプリセットを選択します。ジャンルやスタイルごとに適切なターゲットが用意されていますが、色々試してみて好みのものが見つかれば、あまりジャンルに囚われなくても大丈夫です。

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左下隅のアイコンからリファレンストラックを読み込んで独自のEQターゲットを作成することもできます。ベースが多く含まれるサビの範囲を選択します。

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プリセットが決まれば、ベースが多いセクション(サビ)を再生すると、左右の壁のターゲット線が推奨値に移動するので、各バンドのゲインを調整してターゲット線に合わせるだけです。ターゲット線が手前に張り付く場合は、中央下の表示範囲を 6dB に変更します。デフォルトは 4dB です。

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EQの機能としては、0~20Hz、20~40Hz、40~80Hz、80~160Hz、160~320Hzの5つの周波数レンジが固定された EQ です。ゲインの調整と Q の調整が可能です。初見だと分かりにくいインターフェイスをしていますが、手前に動かせばゲインがアップ、奥に引っ込めればゲインがダウンします。周波数は縦方向に表示され、上に行くほど高くなります。

EQの調整が終われば、上部右側のスピーカーアイコンをクリックしてボリュームスライダーをポインターに合わせれば、バイパス時のラウドネスと一致して聴き比べが容易になります。

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低音を正確にモニタリングするには、高価なスタジオモニターやサブウーファーが必要になってくるので、環境を整えるのが難しい DTM ユーザーにとっては、かなり助かるツールになると思います。使い方も簡単で、数秒でローエンドのバランスを整えることができるので、是非試してみてはいかがでしょうか。

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320Hz より上の周波数には、Mastering The Mix の MIXROOM が便利です。