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Sound Field系のプラグインに、ステレオイメージやステレオイメージャーと呼ばれるエフェクトがあります。空間系エフェクトのように音の鳴っている空間をシミュレートするのではなく、耳に対する聞こえ方をシミュレートする特殊なエフェクトです。今回はそんなステレオイメージのオススメのVSTプラグインを紹介します。
ステレオイメージとは
現在、ステレオが主流になり、パンポットで各チャンネルの音像を左右の好きな位置に定位させることが出来るようになっています。しかし、左右に振り分けただけでは、思ったような広がりが得られなかったりします。そこで位相処理やディレイを使用して、錯覚でスピーカーの外側から聞こえるような定位を実現するのがステレオイメージャーです。
オススメのステレオイメージプラグイン
iZotope - Ozone Imager V2
iZotope Ozone Imager V2は音の幅を広げる無料のイメージャープラグインです。2019年にV2にアップデートされ、より作業に没入できる上品で美しいビジュアル、フルリサイズ可能、スムーズな新しいステレオモードになりました。トラックの広がりを適切にコントロールでき、スーパーワイド、あるいはモノソースの様な凝縮されたサウンドメイクに最適です。
- 広がりをコントロール
- モノラルをステレオ化
- 3種類のベクトルスコープ
- VST2、VST3、Audio Units、AAX Nativeに対応
Brainworx - bx_stereomaker
bx_stereomakerはM/Sアップミキシングプラグインであり、モノラル信号を100%モノラル互換に保ちながら、モノラル信号をステレオに変換します。このプラグインは、任意のモノラル信号を受け取り、中心位置のバランスを取りながらステレオにします。
- モノラルをステレオ化(スプレッダーではないので、モノラル信号のみに使用する)
- モノラルソースに追加されるステレオ幅を0%から300%に調整
- VST2、VST3、Audio Units、AAX Native、AAX DSPに対応
PLUGIN BOUTIQUE →
Waves - S1 Stereo Imager
S1 Stereo Imager は心理音響学的な空間イメージングテクニックを採用し、ステレオミキシングやマスタリングなど、デジタル編集に必須となるプラグインです。ステレオ幅や傾き、バランスなどのステレオ効果の調整にとどまらず、ブルームライン・シャッフリング、MS/LRプロセッシングも実現する、高機能ステレオ・イメージング・ツールです。
- Shuffler、Imager、MS Matrixの3つのコンポーネント
- ステレオ音源の広がりを調整(モノラルトラックには使用不可)
- 左右の音量バランスを調整するRotation
- 位相反転/チャンネル入替ボタン
- ステレオ処理の効果をモニタリングするLR/MSメータ
- 位相ずれ特有の音質変化を回避する位相補完機能
- VST3、Audio Units、AAX Nativeに対応
今だけ、特別価格でご購入いただけます!詳しくは こちら から。
Waves →
まとめ
ステレオイメージを使えば、簡単な操作で広がり具合を調整したり、モノラルをステレオのように広げたり、逆に広がっている素材を中央に持ってくることもできます。ただし、プラグインによって出来ることが違ってくるので注意が必要です。
厳選されたエフェクトプラグインを紹介しています。詳細は、こちらの記事でチェックしてください。